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【ほうれんそう】から【かくれんぼう】へ

昔からあるビジネス用語に、【ほうれんそう】というのがあります。
「報告・連絡・相談」という仕事の基本をあらわしているもので、私も新人時代に先輩からよく聞かされたビジネス用語です。

【ほうれんそう】
報告:上司や先輩からの指示や依頼に対して、その状況や結果を伝える
連絡:そのときどきに応じた必要な情報を伝える
相談:直面した課題に対して上司や先輩から指示・判断やアドバイスをもらう

この用語も最近は少し様変わりをして【かくれんぼう】というビジネス用語を耳にするようになりました。

【かくれんぼう】
確認:上司に提案をし、確認してもらい承認やフィードバックをもらう
連絡:そのときどきに応じた必要な情報を伝える
報告:上司や先輩からの指示や依頼に対して、その状況や結果を伝える

相談して上司から答えや指示を貰うだけではなく、自分で考えた事を上司に確認してもらい、承認や改善点などのフィードバックを貰うという内容となります。
報告や連絡をするだけで終わりではなく『自分で考えて動ける人材』を積極的に育てていく時代へ変わってきているという事ではないでしょうか。

かくれんぼう以外にも新しいビジネス用語がいろいろあります。
部下ではなく上司側に向けた【おひたし】や、仕事の進め方へのアドバスや一人で抱え込まないようなメンタル面へのアドバイスの用語もありますので、ネットでみつけたいくつかを紹介します。

【おひたし】
怒らない・否定しない・助ける・指示する(必要であれば)
日々、仕事を覚えながら成長する部下に対して上司としてきちんと向き合い導くための心得

【こまつな】
困ったら・使える人(できる人)に・投げる(協力を要請する)
わからない事を一人で抱えず、詳しい人や専門の人に協力を求めて、次は自分でもできるようにノウハウと学ぶという心得

【ちんげんさい】
沈黙する・限界まで言わない・最後まで我慢する
こうならないように日々、自分とまわりもみわたし「ちんげんさい」の状態にしないという心得

【きくな】
気にせず休む・苦しい時は言う・なるべく無理しない
ひとりで悩み自分を追い込まないで誰かに助けを求めるという心得

部下を持つようになると、とくに【おひたし】【ちんげんさい】【きくな】は考えさせられるのではないでしょうか。
現在のビジネスにおいて、ほとんどは先輩の背を見て、指導をうけながら一人前になっていきます。
また、部下も上司に頼り切りではなく、自分でできる事を少しでも増やしていく事で先輩の助けになれるようにしていく事も大切です。
部下は「ほうれんそう」や「かくれんぼう」を実行し、上司は「おひたし」で対応する事でよりよい関係性を築き、スムーズに仕事が行える環境を積極的につくる事がお互いの責任であると感じます。

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