お知らせ
お揃いの作務衣(samue)着てみた 2023.9.1
これまで、ジョイさんとティンさんに日本ぽいもの体験して貰えればと、甚平(じんべえ)や浴衣(ゆかた)を着てもらいましたが、今回は、それぞれ違うカラーの作務衣(さむえ)を着用して頂きました。


4人とも、とてもお似合いです。
9月になりましたが、まだまだ暑い日もあったり、少し涼しいと感じる日もあったりと気温もまちまちな時期ということで、薄手生地で上下ともに長いもの、部屋着として着れて、ちょっとコンビニまで買い出し~という時でもそのまま出ていけるようなものを選びました。
後日感想を伺うと、4人とも気に入ったという答えと一緒に上の写真を頂きました。長くご愛用してもらえると嬉しいです。
ここで、作務衣(さむえ)について少し・・・
甚平(じんべえ)や浴衣(ゆかた)はお祭りなどで見かけることもあり、ご存じの方も多いと思いますが、作務衣(「さむい」と読むこともあります)は、日本人でもご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
作務衣は、もともと禅宗(ぜんしゅう)の修行僧(しゅぎょうそう)の作業着のことで、今でもお寺などで作務衣を着ている方をお見かけすることがあると思います。
和食の料理屋さんなどでも、制服として着用されているところもありますよね。
作務(さむ)とは、禅宗の修行僧の日常の労働作業 (掃除や薪割りなど)の事を意味しており、その際に着用する衣という意味で作務衣と呼ばれるそうです。
もともと作業着なのでとても動きやすい仕立てになっていますが、紐で結んで着用できるので締め付けもなくサイズ調整もしやすく、着物の様なデザインで衿(えり)もあるため、ちょっとした外出や来客時でも失礼にならないそうです。
また、甚平は半そで・半ズボン型で着用は真夏のみなのに対して、作務衣は長そで・長ズボン型で、生地により一年中着用できるものもあるようです。
年末の大掃除に作務衣を着用して作業すると、日本の年末年始の伝統という雰囲気が出て、とても楽しく片付けもはかどりそうですね。